はじめに
2024年の夏ごろからNISAを使って、少しずつ資産形成を始めました。
最初は右も左もわからず不安のほうが大きかったのですが、毎月積み立てたお金が少しずつ増えていくのを見ると、「あ、ちゃんとお金が働いてくれているんだな」と実感できるようになりました。これはこの1年で得た大きな変化です。
ただ、投資を続けていくうちに気づいたことがあります。
NISAで“将来”への安心感が生まれた一方で、“今”の生活に余裕が増えるわけではないということです。
子どもの教育費、住宅ローン、日々の生活費……現実的な出費を考えると、まだまだ「今のゆとり」は足りないと感じていました。
そんなとき、ニュースやYouTubeで目にした「仮想通貨」という言葉が気になりはじめました。
特に、2025年7月ごろの「ビットコインが2週間で約1500万円から1800万円へ急上昇」というニュースを見たときは衝撃でした。
今回は、NISAを1年続けた中で感じたことから、私が仮想通貨に興味を持つようになった理由、そして実際にゼロから調べてわかった基本の仕組みをまとめていきます。
先に結論を言うと、「仮想通貨は思っていたよりずっと奥が深く、面白い世界」でした。
それでは、NISAから仮想通貨に関心を持つまでの流れからお話ししていきます。
実際に調べてわかった仮想通貨の仕組み
仮想通貨を調べてまず最初にぶつかる壁が「ブロックチェーン」という言葉です。
これが何なのかよくわからないままで仮想通貨を買っている人も多いと思います。
なのでここでは、私が実際に理解したときのイメージを使って、できるだけわかりやすく説明したいと思います。
ブロックチェーンのよくある説明
動画などでよく見かけるのが、四角いブロックが鎖のようにつながっている図です。
それぞれのブロックの中には「誰が誰に、いつ、いくら送ったか」という取引情報と「ハッシュ値」と呼ばれる暗号のような番号が入っています。
このハッシュ値が、ブロック同士をしっかり結びつけている“鎖”の役割を果たしています。

でもこれだけだとちょっとわかりづらいですよね。
なので自分が理解したイメージで説明したいと思います。
少し厳密には違うところもありますがこんなイメージだよというのをつかんでもらえたらと思います。
ブロックチェーンを”紙”と”ファイル”で理解する
自分は紙とファイルでイメージをしました。取引履歴が書かれた何枚かの紙が一つのファイルにまとめられ、それをハッシュ値と呼ばれるパスワードで鍵をかけるイメージです。

ルール①:パスワードは前のファイルのパスワードを含める
ここでルールが一つあります。
「パスワードは前のファイルのパスワードを含める」というルールです。
このルールにより前のファイルと今のファイルを結びつけることが出来ます。
これがブロック(ファイル)チェーン(結ぶ)ということです。
でもこれだけだと例えば「嘘の取引履歴を詰めたファイル」を用意した悪い人いたとします。その人が前のパスワードを含んだパスワードを考えてつなげるだけで簡単にデータを改ざんすることが出来てしまいます。

ルール②:最もファイルがつながっている方が勝ち
そこでもう一つのルール
「最もファイルがつながっている方が勝ち」というルールです。
このファイルを結びつける作業は世界中の人が行っています。そのため悪い人が少数でそれをつなげていったとしても世界中の人の作業量には勝てないので改ざんができないというわけです。

ここまでの説明をまとめると、必要なのはこの2つのルールだけです。
- 前のパスワードを含めてつなげる
- 一番長くつながっているものが正しいとみなす
たったこれだけで、ブロックチェーンは「透明で安全」と言われています。
そして世界中から「こんな仕組みが成り立つのか!」と注目されるようになりました。
ブロックチェーンの何がすごいのか
では、ここまでの仕組みをふまえて「ブロックチェーンの何がすごいのか」を説明します。
ブロックチェーンの仕組み自体は何となく分かったけれど、
「それで何のメリットがあるの?」
「どこが評価されているの?」
と感じる人もいると思います。
私も最初は同じでした。
よく挙げられる大きな特徴のひとつがこちらです。
「管理者がいない分散型の管理構造」
これを、できる限りかんたんに説明していきます。
管理者がいない分散型の管理構造
皆さんPayPayは使っていますか?「PayPayもデジタルだから仮想通貨じゃないの?」
と思った方もいませんか?違うと思っていても説明できない人も多くいるかと思います。
ここでの大きな違いが、
- 中央集権型(PayPayなど)
- 分散型(仮想通貨)
という管理方法の違いです。
これらの説明は少し長くなります。なので先に結論が知りたい人はその説明までSKIPしてください
中央集権型と分散型
中央集権型とはPayPayでいうところのソフトバンクのようなPayPayのお金のやり取りなどを管理する人が一つの組織で行っているということです。
PayPayのお金を生み出すのも誰かにお金を送金するのもすべてソフトバンクという一つの企業で管理しています。そういった管理者が一人のものを中央集権型と言います。
では反対に分散型とは特定の管理者がいない方法です。
世界中の誰でも管理者になることができ、世界中のみんなで管理しあうというのが特徴です。
最初これを聞いたとき何を言ってるか全く理解できませんでした。
これを聞いてもイメージが全くわかなくないですか?
文章として言っている意味は分かるけれど、具体的に誰が何をするのかがわからない。
と僕は当時思っていました。
何故ならこれはブロックチェーンという技術ができてはじめて可能になった方法だからです。
なのでブロックチェーンを先ほど理解したあなたな理解出来るはずです。
ブロックチェーンの説明で世界中の人がファイルをつなげているという説明をしました。
この繋げている人こそが管理者であり、管理者は取引履歴が詰まったファイルをパスワードかけてつなげる作業をすることで報酬を得ます。
報酬は取引手数料や新規発行された仮想通貨などです。管理者は管理することで報酬をもらえ、ユーザーは安心安全な取引が出来るという仕組みです。これにより中央集権のような管理者を必要とせずに成り立つ仕組みが分散型です。
なぜ分散型がいいのか
私も最初は「だったら中央集権のほうが安心じゃない?」と思っていました。
しかし、調べるうちにメリットが見えてきました。
中央集権型は、言い換えれば 一か所に頼っている状態 です。
その管理者が攻撃されたり、データが流出したり、システムが停止したりすると、
その瞬間にサービス全体が止まってしまいます。
一方、分散型は世界中に管理者が存在します。
どこか一か所が攻撃されても、他の管理者が動き続けているため影響は最小限で済みます。
さらにブロックチェーンでは、取引履歴が公開されているため、
「データが流出する」という概念そのものがありません。
こうした仕組みが分散型の大きなメリットです。
ビットコインって何?
ここまでブロックチェーンの基礎を理解したところで、次によく出てくる疑問がこれです。
「じゃあ、ビットコインって結局何なの?」
ビットコインは、ブロックチェーンを使って作られた“世界で最初のデジタル通貨”です。
開発者であるサトシ・ナカモトは、ブロックチェーンという仕組みを提案しただけでなく、
実際にそれを使った通貨を生み出しました。
「誰にも頼らず、仕組みそのものに信頼をもたせる」
この発想は登場当時、大きな衝撃を与えたと言われています。
そんなビットコインの魅力の内の代表的なものを一つ紹介します。
システムにより制限された供給量・発行上限
それは「システムにより制限された供給量・発行上限」です。
これは少しわかりにくい話なので、まずは“金”を思い浮かべてください。
金って、自然に存在する分だけしか手に入りませんよね。
掘れば掘るほど見つかりにくくなりますし、「今日は気分がいいから金を10倍にします!」なんてことは誰にもできません。
ここでいう“供給”は 掘って発見された量 のこと、
“発行上限”は 地球に存在する金の総量 と考えるとわかりやすいです。
金は「勝手に増えない」からこそ、長い歴史の中で価値が守られてきました。
これが お金の価値が保たれやすい理由 です。
そして金の価値が上がり続けているのも、まさにここが原因です。
みんなが「希少で、勝手に増えないもの」として信頼しているからこそ、価値が落ちにくいのです。
「デジタルの金」と言われる所以
仮想通貨の代表であるビットコインも、実はこの“金と同じような性質”を持っています。
ビットコインには最初から 発行上限が2,100万枚まで と決められています。
誰かが都合よく増やすことも、裏でこっそり刷ることもできません。
そして新しく生まれるビットコイン(供給)は、時間の経過とともに少しずつ少なくなるように作られています。
こうした仕組みが金とよく似ているため、
ビットコインは 「デジタルゴールド」 と呼ばれています。
実際、世界中で「金のように価値が保存できるもの」として注目され、
その時価総額はまだ金には追い付いていませんが、かなりのスピードで迫ってきています。
このあたりを理解したときに、
「なるほど、だからビットコインは“ただのデジタルのお金”じゃなくて、世界の人が投資する対象になっているのか」
と腑に落ちました。
仕組みを知ると、“怪しい”というイメージがひっくり返る瞬間があると思います。
仮想通貨に感じた可能性
ここまでブロックチェーンの仕組み、分散型の特徴、ビットコインの性質などを
自分なりに理解した内容をまとめてきました。
最初は「仮想通貨=なんとなく怪しい」というイメージしかありませんでしたが、
仕組みをひとつずつ知るうちに、その印象が大きく変わっていきました。
特に、
- 世界中の人の計算によって安全性が守られていること
- 誰か一人の都合で動かない仕組みであること
- 金のように発行上限が決まっていて価値が保たれやすいこと
このあたりを理解した瞬間に、
「なるほど、だから世界中の人が投資対象にしているんだ」
と腑に落ちました。
もちろん、価格の上下が激しいなどリスクがあるのは事実です。
ですが、それでも長く注目され続けている理由は、
“仕組みそのものが強い” からなんだと思います。
まとめ
NISAを始めたことで、「時間を味方につける投資」の大切さを実感しました。
そして、その経験を通じて「仮想通貨」という新しい世界にも興味を持ち、少しずつ理解を深めてきました。
学んでみて感じたのは、仮想通貨は思っていたよりずっと奥が深く、そして“信頼”によって支えられているということです。
ブロックチェーンの仕組みを知り、世界中の人たちがその可能性を認め始めている今、自分もその一端を体験してみたいと思うようになりました。
投資の世界では、完璧なタイミングや完全な理解を待っていても、なかなか行動に移せません。
自分は「習うより慣れろ」という言葉を信じ、小さく始めて、経験の中で学んでいくことを選びました。
失敗を恐れず、小さな挑戦を積み重ねることで、きっと見える景色も変わるはずです。
次回の記事では、実際に仮想通貨を購入してみた体験を記していきます。
初心者がどんな壁にぶつかり、どう乗り越えていくのか――リアルな記録をお届けできればと思います。


コメント